【8月12日 AFP】サッカーイングランド代表のファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督は11日、同代表出場試合数で歴代2位(115試合)のデビッド・ベッカム(David Beckham)を今後、代表に招集しない考えを明らかにした。

 ベッカムは3月に期限付きで移籍していたACミラン(AC Milan)での試合中にアキレス腱(けん)を断裂し、W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)の代表から落選。試合には出場できなかったが、スタッフとしてチームに同行していた。

 ハンガリーとの親善試合の前にカペッロ監督は、「W杯で私を支えてくれことをとても感謝している。しかし、彼はちょっと年を取りすぎている」と英ITVテレビに語り、欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)の予選にベッカムを招集する可能性がないことを示唆した。

 カペッロ監督の発言に対してベッカムの代理人は、「代表から引退するという話はありません」と声明を発表している。

 所属する米メジャーリーグサッカー(Major League Soccer、MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)で練習を再開したベッカムは、けがが完治したら、代表に復帰することを望んでいた。(c)AFP/Steve Griffiths