【7月5日 AFP】ブラジルサッカー連盟(CBF)は4日、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)準々決勝オランダ戦に敗れたブラジルのドゥンガ(Dunga)監督(46)ほかコーチ陣全員の解任を発表した。

 CBFは「2006年に始まり、W杯南アフリカ大会敗退という結果に終わった活動周期は幕を閉じた」とし、コーチ陣全員の解任を発表。後任は7月末に発表するとしている。

 1994年大会でブラジルの優勝に貢献したドゥンガ監督は2006年、ブラジル代表監督に就任。2日に行われた準々決勝でオランダに2-1で敗れた後、すでに退任の意向を示してたが、4日の帰国会見では続投の可能性も排除しなかった。

 リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)に到着した代表選手たちは、待ちかまえていたファンたちに罵声を浴びせられ、もみくちゃにされた。怒りの矛先はドゥンガ監督のほか、オウンゴールを献上し、相手選手を踏みつけて退場処分となったフェリペ・メロ(Felipe Melo)に向けられた。国際サッカー連盟(FIFA)は3日、フェリペ・メロのオウンゴールをウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)の得点に変更している。(c)AFP