【1月19日 AFP】国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football Association、以下FIFA)は18日、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)欧州予選プレーオフでハンドを犯したフランス代表のティエリ・アンリ(Thierry Henry)を処分しないと発表した。

 11月18日にフランスのホームで行われたアイルランドとのプレーオフ第2戦の延長戦でアンリは、決勝点となるウィリアム・ギャラス(William Gallas)のゴールをアシストした際、ボールを手でコントロールしていた。

 FIFAの規律委員会は、試合を担当した審判団がファウルを見逃したならば、FIFAの規則上では処罰を科すことを禁じているため、アンリを処分することができないとしている。

 FIFAは「FIFAの臨時理事会は2009年12月2日、規律委員会に対して2009年11月18日に行われたフランス対アイルランド共和国の試合中にティエリ・アンリが犯したハンドについて調査し、処罰を科すことが可能かを検討するよう依頼した。2010年1月18日に開かれたその会合において規律委員会は、規定ではハンドが重大な違反とは見なされていないため、処分を科す法的根拠がないという結論に達した」と声明を発表している。(c)AFP

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