【12月7日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で日本と同じ予選E組に決まったオランダの監督が、組み合わせ抽選会前の夕食会で、日本代表の岡田武史(Takeshi Okada)監督当人に対し、日本の監督は誰かと聞く一幕があった。6日、南アフリカから帰国した岡田監督が会見で明らかにした。

 抽選会前日の3日にあった公式夕食会で岡田氏は、オランダ人でオーストラリアの監督を務めるピム・ファーベーク(Pim Verbeek)氏と歓談していた。

 そこへオランダ代表のベルト・ファン・マルワイク(Bert van Marwijk)監督がやって来て加わったが、ファン・マルワイク氏は岡田氏を日本サッカー協会の関係者と思ったのか「日本の監督は誰?どこにいるの?」とたずねられた。

 岡田氏が「オレだよ」と答えると、「『あっ、そうか』と言われた。その程度にしか思われてないんだよ」。日本は9月にオランダと親善試合をしたばかり。岡田氏は「試合の前に握手もしているのに・・・」とむっとした様子だった。

「でも、日本のサッカーのこと、選手のことはよく知っていましたね。警戒しているということではないでしょうけど」と岡田氏は言い添えた。(c)AFP

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