【11月19日 AFP】(写真追加、記事更新)2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)欧州プレーオフ、フランス対アイルランド第2戦。アイルランドは前後半90分を1-0で終えて2試合合計スコアを1-1としたが、延長戦で得点を挙げたフランスが本大会出場を決めた。

 14日に本拠地ダブリン(Dublin)で行われた第1戦を0-1で落としていたアイルランドは、前半32分にロビー・キーン(Robbie Keane)が得点を決めてリードを奪ったが、不運も重なり延長戦にもつれるまでに追加点を決めることができなかった。

 延長前半8分にフランスは、ニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka)がペナルティーエリア内で倒されたもののペナルティーキック(PK)は認められなかったが、5分後の同13分にゴール前の混戦からキャプテンのティエリ・アンリ(Thierry Henry)が出したボールにウィリアム・ギャラス(William Gallas)が頭で合わせて決勝点を挙げた。

 アイルランドの選手はパスを出す前にアンリにハンドがあったとアピールしたが、マーティン・ハンソン(Martin Hansson)主審は抗議を認めず、フランスは1994年W杯米国大会の欧州プレーオフでブルガリアの前に敗れ去った悲劇を繰り返すことはなかった。

 前後半90分で何度も迎えたチャンスをものにすることができなかったアイルランドは、決勝トーナメント1回戦に進出した2002年W杯日韓大会以来の本大会出場のチャンスを自ら棒に振った。(c)AFP