【10月11日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)南米予選第17節、アルゼンチン対ペルー。試合は後半ロスタイムにマルティン・パレルモ(Martin Palermo)が決勝点を挙げたアルゼンチンが2-1で勝利し、自動的に本大会の出場権が得られる4位に浮上した。

 無得点に終わった前半終了後にブーイングを浴び、後半終了数秒前には同点ゴールを許して窮地に追い込まれたかに見えたアルゼンチンだったが、パレルモの得点で4位確保に一歩前進した。

 アルゼンチンは後半3分にパブロ・アイマール(Pablo Aimar)のパスからゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が得点を決めて先制したが、同45分にエルナン・レンヒフォ(Hernan Rengifo)に得点を奪われ、今予選わずか2勝しか挙げていないペルーに同点とされた。しかし、アルゼンチンはロスタイムにパレルモが決勝点を決めて勝利した。

 本大会出場を逃せば監督就任が世紀の大失敗と見なされることになるディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督は、後半から出場したパレルモに救われた形となった。

 通算成績を7勝6敗4分けとして勝ち点を25に伸ばしたアルゼンチンは、14日の最終戦で勝ち点1差の24(6勝5敗6分け)で5位のウルグアイとの直接対決を迎える。両チームの勝者が、ブラジル、パラグアイ、チリに続いて本大会の出場権を獲得する。(c)AFP

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