【6月17日 AFP】日本のメディアは17日、スコットランド・プレミアリーグのセルティック(Celtic)に所属する中村俊輔(Shunsuke Nakamura)とRCDエスパニョール(RCD Espanyol)との契約合意が間近となり、同選手の長年の夢だったスペイン1部リーグでのプレーが実現を迎えようとしていると報じた。

 スポーツ報知(Sports Hochi)は、バルセロナ(Barcelona)での交渉に関係する人物の話を掲載し、中村の代理人を務めるロベルト佃(Roberto Tsukuda)氏とエスパニョールが中村の移籍に「すでに基本合意に達した」と報じている。

 同紙は、エスパニョールのラモン・プラネス(Ramon Planes)強化部長が極秘に来日して2年契約と税抜き年俸2億円を中村側に提示したとし、さらに、13日に佃氏がバルセロナ入りしてからは、プラネス氏、ヘルマン・デラクルス(German de la Cruz)取締役と1日に4回の交渉が行われているとしている。

 佃氏はまもなく日本に帰国すると見られている。報道に対し、中村のマネジメント事務所のスポーツ・コンサルティング・ジャパン(Sport Consulting Japan)はコメントを拒否している。

 中村は当初、セルティックとの契約満了をもってJリーグの横浜F・マリノス(Yokohama F Marinos)へ復帰すると思われていた、しかし、中村側が交渉の席でマリノス側に「不信感」を抱いたと報じられていた。(c)AFP