【4月3日 AFP】(記事更新、写真追加)メキシコサッカー連盟(Federacion Mexicana de Futbol Asociacion)は2日、前日に行なわれた2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)北中米カリブ海最終予選で、同国代表チームがホンジュラスに1-3で敗れた結果を受け、代表チームの指揮を執っていたスベン・ゴラン・エリクソン(Sven-Goran Eriksson)監督の解任を発表した。

 最終予選の初戦となったアウェーでの米国戦に敗れたメキシコは、その後ホームでのコスタリカ戦に勝利したものの、1日のホンジュラス戦では2敗目を喫した。

 メキシコサッカー連盟のフスティノ・コンペアン(Justino Compean)会長は、「メキシコのW杯出場を危険にさらすことはできないので決断を下した。今朝(2日)、我々はエリクソン氏と話し合いを持ち、彼にメキシコ代表での歳月が終わりを迎えたことを伝えた」と語っている。

 コンペアン会長が近日中の後任確保を明言する中、メディアは後任候補として元代表監督で2009年2月にスペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を解任されたハビエル・アギーレ(Javier Aguirre)氏や、メキシコ1部リーグ王者デポルティボ・トルーカ(Deportivo Toluca)を率いるホセ・マヌエル・デ・ラ・トーレ(Jose Manuel de la Torre)監督を挙げている。

 6チームで行われる最終予選は上位3チームが本大会出場権を無条件で獲得、4位に入ったチームが南米予選5位のチームとプレイオフを行い、勝利すれば出場権を獲得することができる。メキシコは予選全体を通しても調子が悪く、3次予選では低調さを露呈しジャマイカに黒星を喫している。(c)AFP