【12月22日 AFP】(写真追加、記事更新)08クラブW杯(FIFA Club World Cup Japan 2008)決勝、リーガ・デ・キト(LDU Quito)対マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)。試合はウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)の得点によりマンチェスター・ユナイテッドが1-0でリーガ・デ・キトに勝利し、クラブW杯を制した。

 ルーニーは後半28分にクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)のお膳立てから決勝点を奪い、後半立ち上がりに故意のひじ打ちによりネマニャ・ビディッチ(Nemanja Vidic)が不必要な退場処分を受けたマンチェスター・ユナイテッドが南米王者を下した。

 ルーニーの得点により、これまでに例のない三冠を成し遂げたイングランド王者で欧州王者のマンチェスター・ユナイテッドは、これで世界一を名乗ることが可能となり、日本への長旅に対する批判を黙らせた。

 マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督は「今日はチームスピリットの勝利。ビディッチが退場になってからはボールを失わないことが重要だった。パスをつなぎ続け、ロナウドやルーニーの特別な働きを期待することが重要だった」と語っている。

 決勝点を挙げて大喜びのルーニーは「世界一の栄冠は偉業だよ。この様な試合で決勝点を決めることは個人的に素晴らしい気分だ」と語っている。

 クラブ世界一に輝いたマンチェスター・ユナイテッドは賞金500万ドル(約4億5000万円)を手にし、敗れたリーガ・デ・キトは賞金400万ドル(約3億6000万円)をエクアドルに持ち帰ることとなった。(c)AFP/Martin Parry