【11月11日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)新監督は10日、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に所属するハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)に代表チームの主将を任せることを明かした。

 マラドーナ監督は、アルゼンチンのラジオ局ラ・レッド(La Red)に対し「彼を説得した。私が監督をする間は、彼に主将をしてもらう必要がある。彼はピッチの真ん中で多くのことを伝達することができる。すぐにリーダーになれとは言っていない」と語った。

 19日に行われるスコットランドとのアルビセレステ(Albiceleste、代表チームの愛称)での監督デビュー戦に向けてマラドーナ監督は準備を整えている。マラドーナ監督は、11月初旬に欧州の数か国を訪問し、マスケラーノをはじめスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)ら多数の有力選手の状態を確認した。

 2009年3月28日にホームで行われる2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)予選のベネズエラ戦で、マラドーナ監督は主将に指名したマスケラーノがチームを鼓舞することを望んでいる。

 W杯の本大会に無条件で出場できるのは同予選の上位4位チームまでとなっているが、アルゼンチン代表はちぐはぐな状態が続いており、同予選の過去7試合では10月11日に行われたウルグアイ戦でしか勝利(2-1)を収めていない。アルゼンチン代表は10試合を終え全10チーム中3位につけている。(c)AFP