【11月8日 AFP】Jリーグの名古屋グランパス(Nagoya Grampus)は7日、所属する日本代表の正ゴールキーパーの楢崎正剛(Seigo Narazaki)が足を負傷したことを発表し、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)アジア最終予選のカタール戦(19日)への出場が絶望的となった。

 名古屋グランパスは、楢崎が6日に行われたクラブの練習で足首を負傷し、治療には「2、3週間」を要すると診断されたことを声明で発表した。これは同選手が敵地ドーハ(Doha)で19日に行われるカタール戦に間に合わない見込みであることを意味している。

 日本代表の岡田武史(Takeshi Okada)監督は6日、カタール戦に向けた代表メンバー25人を発表し、ゴールキーパーには楢崎をはじめかつてイングランド・プレミアリーグのポーツマス(Portsmouth FC)でプレーし現在はJリーグのジュビロ磐田(Jubilo Iwata)に所属している川口能活(Yoshikatsu Kawaguchi)と、川崎フロンターレ(Kawasaki Frontale)に所属する川島永嗣(Eiji Kawashima)の3人が選出されている。

 岡田監督は3月にアウェーで行われた同3次予選のバーレーン戦で決勝点につながるミスを犯して以来、川口をベンチに座らせ続けている。

 日本は同最終予選のアウェーで行われたバーレーンとの初戦を3-2で勝利し、次戦ではホームでウズベキスタンと1-1で引き分けている。

 2試合を終えて日本はカタールと勝ち点4で並んでおり、同グループでは2戦全勝のオーストラリアが勝ち点6を獲得し、バーレーンとウズベキスタンが勝ち点1で並んでいる。(c)AFP