【10月29日 AFP】1986年サッカーW杯メキシコ大会でアルゼンチンを優勝に導いたカルロス・ビラルド(Carlos Bilardo)氏の情報によると、元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が、同国代表の新監督に指名された。ビラルド氏はアルゼンチンサッカー協会(Asociacion del Futbol ArgentinoAFA)のフリオ・グロンドーナ(Julio Grondona)会長とミーティングを行っていた。

 アルゼンチン代表の総監督に就任する予定のビラルド氏は「ディエゴが次の代表監督だ」と語っている。

 中心選手としてアルゼンチンをW杯メキシコ大会で優勝に導いたマラドーナ氏は、代表監督就任に向け強力な後押しを受けていた。アルフィオ・バシーレ(Alfio Basile)前監督の後任を選ぶ立場にある人物が、その地位を利用してマラドーナ氏の監督就任を支持していた。AFA選考委員会のNoray Nakis委員長が「マラドーナに次の監督に就任してもらいたい」と語っていた。

 バシーレ前監督は、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)第10節のチリ戦に敗れたことを受け、16日に辞任した。同予選でアルゼンチンは、第10節を終え首位に立つパラグアイと勝ち点7差で3位につけている。(c)AFP