【6月20日 AFP】サッカー欧州選手権2008(Euro 2008)準々決勝のドイツ戦に敗れ悲嘆に暮れるポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、2、3日中にも自身の今後について語ることを明らかにした。

 所属するマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)も、獲得を狙うレアル・マドリード(Real Madrid)も、来季のチームにクリスティアーノ・ロナウドを求めている。マンチェスター・ユナイテッドは2012年まで契約を残しているが、レアル・マドリードは19日にクリスティアーノ・ロナウドがイングランドに留まるかスペインに向かうかどうか聞くことを待っているとしている。

 ドイツとの準々決勝終了後にクリスティアーノ・ロナウドは「今はそれ(移籍)について語るべきじゃない。あと何日か後に、その話題について話すよ。どの可能性になるかだって?彼らは偉大だからね。でも、決断は僕だけで下せるものじゃない。僕の周りの人は何がしたいか分かっている。2、3日中には決まるだろう」と語り、近日中にも問題は解決するとしている。

 2007-08シーズンにクリスティアーノ・ロナウドは故ジョージ・ベスト(George Best)氏の持っていたクラブの1シーズンの最高得点記録32を塗り替えて42得点にまで伸ばすなど、レアル・マドリードが獲得に動くのは必然のことだが、ロナウドはサッカー欧州チャンピオンズリーグ2007-08(UEFA Champions League 2007-08)の準決勝FCバルセロナ(FC Barcelona)戦、自身が先制点を記録した決勝のチェルシー(Chelsea)戦でPKを失敗するなど舞台負けしている。

 また、イングランド・プレミアリーグの上位4チーム(2位チームから5位チーム)に対して目立った成績を残していない。(c)AFP/Ryland James