【6月19日 AFP】(記事更新、写真追加)サッカー欧州選手権2008(Euro 2008)グループD、ロシア対スウェーデン。試合はロシアが2-0でスウェーデンから勝利を収め、通算成績を2勝1敗としてグループ2位での準々決勝進出を決めた。

 老練なスウェーデンを若いロシアが打ち破ったことで、ロシアのフース・ヒディンク(Guus Hiddink)監督が奇跡を起こす人であるという評価は、より一層の信頼を得ることとなった。

 前半24分にロマン・パフリュチェンコ(Roman Pavlyuchenko)が先制ゴールを決めてヒディンク監督が顔をほころばせると、後半5分に2006年のロシア年間最優秀選手に選出されたアンドレイ・アルシャビン(Andrei Arshavin)が追加点を挙げ、ロシアの勝利を確かなものとした。

 ロシアは、1991年の旧ソ連崩壊後としては初の主要大会での決勝トーナメント進出を果たした。21日の準々決勝ではグループCを首位で通過したヒディンク監督の祖国でもあるオランダと対戦するが、これは現在オランダ代表を率いるマルコ・ファン・バステン(Marco van Basten)監督がゴールを決めた1988年大会の決勝のソ連対オランダの再現となる。(c)AFP