【6月12日 AFP】(記事更新、写真追加)サッカー欧州選手権2008(Euro 2008)グループA、スイス対トルコ。試合はトルコが2-1でスイスから逆転勝ちを収め、今大会初勝利を挙げた。

 トルコはアルダ・トゥラン(Arda Turan)が後半ロスタイムに逆転ゴールを決めてマン・オブ・ザ・マッチの活躍を見せ、胸を切り裂くような形でスイスの欧州選手権に終止符を打った。

 スイスはグループリーグでの生き残りを懸けて十分な試合をしたように見えたが、後半47分に差し掛かった場面で左サイドでフリーになったトルコのアルダがドリブルで切れ込みエリア手前で放ったシュートが残酷にもスイスのDFパトリック・ミュラー(Patrick Mueller)の足をかすめてコースが反れ、ボールはGKディエゴ・ベナグリオ(Diego Benaglio)の頭上を越えてゴールマウスに吸い込まれた。

 劇的な結末を迎えるまでトルコの息の根を止めるべきチャンスを逃してしまい、グールプリーグ敗退が決まったスイスにとっては厳しい結果となった。

 トルコは15日に行われるグループAの最終戦でチェコを下せば準々決勝進出が決まる。(c)AFP/Angus MacKinnon