【5月2日 AFP】サッカーアイルランド代表の新監督に就任したジョバンニ・トラパットーニ(Giovanni Trapattoni)氏が、現地1日に同国の首都ダブリン(Dublin)で就任会見を行った。

 アイルランド代表の新監督として会見に臨んだトラパットーニ氏は、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)への出場を目指し同国を率いることとなる。

 2年契約を結んだ69歳のトラパットーニ氏は、会見でアイルランドサッカー界の復興のために長年の経験を有効に活用したい語っている。

 トラパットーニ氏は同じイタリア人のマルコ・タルデッリ(Marco Tardelli)氏やアイルランドの英雄リアム・ブレディ(Liam Brady)氏をはじめ、元同国代表のフランク・ステイプルトン(Frank Stapleton)氏やミック・マーティン(Mick Martin)氏ら経験豊富なスタッフをチームに迎え入れている。

 アイルランド代表は主要大会(W杯と欧州選手権)への出場を過去3大会逃しているが、これまでイタリアをはじめ、オーストリア、ドイツ、ポルトガルの4か国で数え切れないタイトルを獲得しているトラパットーニ氏は「私は持っている力を最大限に発揮できるチャレンジを常に探している」と意気込みを語っている。

 トラパットーニ氏は「(U-21監督で監督選考委員の)ドン・ギヴェンス(Don Givens)からアイルランド代表の監督に興味はないかと聞かれた時はとても興奮した。当時はオーストリア・ブンデスリーガのレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)を指揮していたが、私は新たな経験を必要としていたし、この仕事は自分にとって願ってもないものだった」と語っている。(c)AFP