【11月16日 AFP】(一部更新)日本サッカー協会(JFA)は16日、サッカー日本代表のイビチャ・オシム(Ivica Osim)監督が脳梗塞で倒れ、危険な容態であることを明らかにした。

 会見を行ったJFAの川淵三郎(Saburo Kawabuchi)会長は涙を浮かべながら、非常に不安定な状態で現段階では長期にわたる見通しかは分からない、命をとりとめて欲しい、と語り、オシム監督が16日未明に自宅で倒れ病院に搬送されたこと、現在は集中治療室で治療を受けていることを明らかにした。また川淵会長は、オシム監督がイングランド・プレミアリーグの試合を自宅でテレビ観戦している最中に倒れ、その後夫人に発見された、と説明した。

 川淵会長は暫定的な監督を任命することを否定し、協会が監督の回復を祈っている、と表明した。

 また田嶋幸三(Kozo Tajima)JFA専務理事は、オシム監督が15日にはJFA関係者と共に国内の試合を観戦し、体調不良には見えなかったことを明らかにした。

 近年、持病の心臓病に加え高血圧を患っていたオシム監督は、定期的に健診を受け、緊急時に備え普段から薬を用意していた。

 日本代表の次の試合は2008年2月の東アジア選手権となっている。(c)AFP/Kyoko Hasegawa