【7月16日 AFP】サッカー、第14回アジアカップ(Asian Cup)・グループB、日本vsベトナム。試合は日本が4-1で勝利を収め、勝ち点を7に伸ばしてグループ首位で準々決勝進出を決めた。

 ホームのマイ・ディン・ナショナルスタジアム(My Dinh National Stadium)に約4万人のサポーターが集まったベトナムと対戦した日本は、前半7分に左サイドからのコーナーキックから鈴木啓太(Keita Suzuki)のオウンゴールで先制を許したが、直後の同12分に中村俊輔(Shunsuke Nakamura)のパスから巻誠一郎(Seiichiro Maki)がゴールを決めて同点に追い着くと、同31分には遠藤保仁(Yasuhito Endo)がフリーキックを直接決めて前半を2-1で折り返す。後半に入ると同7分に中村俊輔が、同14分には再び巻がこの日2得点目となるゴールを決めてリードを広げ、ベトナムの戦意喪失させ試合を決定つけた。

 試合後に日本のイビチャ・オシム(Ivica Osim)監督は「試合序盤の我々がナーバスだった一方で、相手はアグレッシブだった。幸運だったとは言わないが、すぐに追いつくことができたのでその後の展開が楽になった」と振り返り、「前半のベトナムは良いプレーを見せていたが、後半になると彼らの運動量は落ちた。彼らがグループリーグを突破をしたのは当然だった」と敗れたベトナムの健闘を称えた。

 試合に敗れたベトナムは、ホーチミンで行われたもう一方の試合でUAEがカタールを2-1で降したためグループ2位が確定し、準々決勝進出を果たした。(c)AFP