【7月14日 AFP】サッカーイングランド代表で米国メジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に移籍したデビッド・ベッカム(David Beckham)は13日、ハリウッド式スタイルの入団発表でサッカーをもっと米国に深く浸透させるという夢のスタートを切った。
数千人のファンと約700人の報道陣が集まる中、本拠地ホーム・デポ・センター・スタジアム(Home Depot Center stadium)には紙吹雪が舞い、鳴り響くロック音楽がベッカムを迎え入れた。チーム関係者はこの日を歴史的な日と表現した。集まったファンにお披露目される前に、トレードマークの笑顔を見せグレーのスーツを身に纏ったベッカムには、前所属チームのレアル・マドリード(Real Madrid)時代の背番号23が付いたユニフォームが手渡された。
ベッカムは「これは私の今までのキャリアの中でも最も大きな挑戦になります。地球の反対側にある新しい国に移る事は、私が楽しみにしてきた事です。私は今まで、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とレアル・マドリードという二つの偉大なクラブでプレーしてきました。また代表でも11年間プレーしてきて、まだこれからもイングランドの為にプレーすることを望んでいます。私のキャリア振り返ってみると、私の人生は常に挑戦と刺激を求めてきました。また、米国での生活に慣れるまでにはまだ幾分時間がかかるとしても家族を一緒に連れてくることが出来てとても嬉しい。家族は私の人生において一番大事なもの。そして2番目に大事なものはもちろんフット(ボール)・・・サッカーです。すぐに慣れます約束します」と抱負を語った。
ギャラクシーのオーナーと他のチームのオーナーは、彼の存在が米国のサッカーに関心が高まることを見込んでいる。MLSコミッショナーのドン・ガーバー(Don Garber)氏は「これは本当に米国のサッカーにおいて歴史的な日です。この瞬間、ベッカム以上に素晴らしい選手、素晴らしい人間はいません。ベッカムは素晴らしいという言葉で形容出来ないほどの選手で、素晴らしい性格と高潔さを持った素晴らしい男です」と国内におけるサッカーへの考え方を変えてくれることへの自信を示した。
現在米国でのサッカーの競技人口は約1千450万人だが、NFLをはじめNBAやMLBの3大スポーツと比べてその人気は薄い。しかし、ベッカムは「サッカーは世界中で人気があるように米国でも人気スポーツになれる。これからの5年間で自分がその助けになれる事を誇りに感じる。だから数年後必ずその時が来ると信じている」と語った。
移籍が発表された1月には、多くの人がベッカムは引退したも同然と考えたが、ベッカムは「それは真実ではない。私はこの移籍が私のサッカー人生の終演に向かっているとは思わない」とコメントしている。
ベッカムはヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)夫人と3人の子供を連れ12日遅く、集まった数百人のカメラマンのフラッシュが焚かれるなかロサンゼルスに到着した。
ヴィクトリアは既に数日に渡りテレビやラジオや新聞などの取材に密かに応じており、米国テレビ局NBCには「私たちが最初にロサンゼルス降り立つ時は大変は騒ぎになるでしょうね。でも人々はすぐに気づくはず、そうした騒ぎには実はうんざりしている事に」とマスコミの関心について語った。またヴィクトリアは「今はすごく興奮している。両手を広げて米国の文化を受け入れたい。この移籍はとても、とても、とても大きな決断だった」と米国に行くことへの期待を口にしている。(c) AFP/GREG HEAKES
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