【6月8日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は2日に行われ試合終盤に中止となった欧州選手権2008(Euro 2008)予選・グループF、デンマークvsスウェーデン戦を、3-0でスウェーデンの勝利とする裁定を下した。この結果、暫定でグループ首位に立っていたスウェーデンは通算成績を6勝1敗の勝ち点18とし、2位スペインに勝ち点差3をつけることになった。

 またデンマークには10万スイスフラン(約1000万円)の罰金、ホームでの残り4試合を首都コペンハーゲンから250キロメートル以上離れた会場で開催の上、9月12日のリヒテンシュタイン戦は無観客試合とする裁定が下され、騒動の発端となったデンマークのクリスティアン・ポウルセン(Christian Poulsen)には、6日に行われたラトビア戦を含め3試合の出場停止処分が下された。

 2日の試合では後半44分にポウルセンがスウェーデンのマルクス・ローゼンベリ(Markus Rosenberg)の腹部を殴り退場となり、スウェーデンにPKを与えた。これに激怒したデンマークのサポーターがピッチに乱入し、ヘルベルト・ファンデル(Herbert Fandel)主審に襲い掛かった。このため試合は終了間際で3-3のスコアのまま中止となっていた。(c)AFP