【5月25日 AFP】サッカー、欧州選手権2008(Euro 2008)・予選グループB。フランスのレイモン・ドメネク(Raymond Domenech)監督は、フランス・リーグ1のレンヌ(Stade Rennais FC)のストライカー、ジミー・ブリエン(Jimmy Briand)とオセール(AJ Auxerre)のDFバカリー・サニャ(Bacary Sagna)を代表初招集した。

 しかしウクライナ戦、グルジア戦のために招集された今回の23人の中には、セリアBのユベントス(Juventus)に所属するダビド・トレゼゲ(David Trezeguet)、また負傷中のティエリー・アンリ(Thierry Henry)、ウィリー・サニョル(Willy Sagnol)、パトリック・ビエラ(Patrick Vieira)の三人も含まれていない。

 トレゼゲが招集されなかったことについてドメネク監督は「彼の能力が問題ではなく、前回の理由と同じで、セリエBと代表ではレベルが違うため招集しなかった」と理由を説明する。

 今回初招集された21歳のブリエンと24歳のサニャはU-21フランス代表で招集された経験を持つ。

 フランク・リベリ(Franck Ribery)とフローラン・マルーダ(Florent Malouda)は代表復帰を果たし、GKにはグレゴリー・クーペ(Gregory Coupet)、ミカエル・ランドロー(Mickael Landreau)の他にイタリア・セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)に所属するセバスティアン・フレイ(Sebastien Frey)も招集された。

 ドメネク監督は1998年に母国フランスで行われたW杯で優勝した時の「スピリットオブ98(Spirit of '98)」の再現をサポーターに呼びかけており、フランス代表は2日にウクライナを、4日後の6日にグルジアを共にホームで迎え撃つ。

 ドメネク監督は「全てのサポーターが(チームカラーである)青に染まるような何か特別なものを見たい。それが選手たちへの後押しとなり自信となるだろう」と説明する。

 フランス代表は、グループトップとなる勝ち点12でウクライナとスコットランドと並んではいるが、スコットランドは既にフランスより1試合多い6試合を消化している。4位には5試合を消化しているイタリアが勝ち点10でつけている。


 フランス代表招集選手は以下の通り

■GK
グレゴリー・クーペ
ミカエル・ランドロー
セバスティアン・フレイ

■DF
エリック・アビダル(Eric Abidal
フランソワ・クレルク(Francois Clerc
ジュリアン・エスキュデ(Julien Escude
ウィリアム・ギャラス(William Gallas
バカリー・サニャ
セバスティアン・スキラッチ(Sebastien Squillaci
リリアン・テュラム(Lilian Thuram

■MF
アブ・ディアビー(Abou Diaby
アル・ディアッラ(Alou Diarra
ラサナ・ディアッラ(Lassana Diarra
クロード・マケレレ(Claude Makelele
フローラン・マルーダ
サミル・ナスリ(Samir Nasri
フランク・リベリ
ジェレミ・トゥララン(Jeremy Toulalan

■FW
ニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka
カリム・ベンゼマ(Karim Benzema
ジミー・ブリエン
ジブリル・シセ(Djibril Cisse
シドニー・ゴブ(Sidney Govou)(c)AFP