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サッカー>クライフ氏 還暦を迎える - オランダ

  • 2007年04月25日 01:36 発信地:オランダ
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写真は、所属していたアヤックスの試合中、チームメイトに支持を与えるクライフ氏(1982年4月4日撮影)。(c)AFP/ANP/COR MULDER

【ハーグ/オランダ 25日 AFP】サッカー史にその名を刻み、クライフ語録(Cruyffian)と呼ばれる独自の理論を展開することでも知られる伝説的なオランダの元サッカー選手、ヨハン・クライフ(Johan Cruyff)氏が今年の誕生日で還暦を迎える。

 クライフ語録とは、「偶然の一致とは論理的なもの」や、「理解できるまで分からない」等の同氏のコメントの総称で、現役を引退した今も同氏が母国で驚異的な人気を博している理由でもある。

 1947年4月25日にクライフ氏は、(クライフ語録について)オランダの「Dutch Onze Taal」(「私達の母国語」)誌に特集を組まれるほどで、言語学者のGuus Middag氏とKees van der Zwan氏は、その中でクライフ氏が「以前ピッチで繰り広げたプレーの様に、言葉を操る」と記している。

 欧州年間最優秀選手(バロンドール)の栄冠に3度(1971年、1973年、1974年)輝き、20世紀最高のヨーロッパ人サッカー選手と称されるクライフ氏はその名声の他に、独特な世界観で試合に関する洞察力に満ちた意見を、いとも簡単に発するサッカーの賢人と言われる。氏の「イタリアが勝つ事は無いが、イタリアに負けることは有る」という発言など、視点が少しずれた言い回しを母国の人々は好意的に見ていて、前述の言語学者は、「どれも明らかな事であったり、無意味なような事であったりするために何か奇妙に思えるが、矛盾をはらんだより深い洞察からなる名言」と語る。

 1970年代、クライフ氏はオランダ代表および所属していたクラブチームのアヤックス(Ajax)において、トータルフットボールと呼ばれる新たな戦術の旗手として、サッカー界に革命をもたらし、アヤックスでエールディビジを8回優勝、ヨーロッパチャンピオンズカップ(European Cup)で3回優勝を遂げ、1974年のW杯西ドイツ大会では、地元西ドイツに敗れたもの、オランダを初の決勝に導いた。その後、スペインのバルセロナ(Barcelona)に移籍し、更なる成功を積み上げ、地元サポーターに救世主(エル・サルバドル)と崇められた。

 クライフ氏は、常に知的であり、意志の強い選手で、現役時代からチームメイトにアドバイスしていたという。現役引退後には、指導者に必要なライセンスを持たないにも関わらずアヤックスの監督に就任、オランダサッカー協会(KNVB:Koninklijke Nederlandse Voetbal Bond)が、履修の必要がある科目を全て終えていないクライフ氏に、仕方なく資格を与えたということもある。所属したアヤックスとバルセロナでの監督を歴任した後、オランダの国営放送の解説者に就任、氏のキャッチフレーズとされる「どんな不都合にも、利点は有る」などのクライフ語録で人気を博している。

 オランダの通信社ANPは、還暦を迎えたクライフ氏を記念してクライフ語録の人気投票を実施、「ボールをキープしていれば、相手はゴール出来ない」と、「相手が何点取ろうと、それより多く取れば良い」と言う2つの名言に人気が集まったという。さらにANPは投票した1200人の内、25%の人々が氏の発言を「理解している」と答え、53%の人々が「時々分からないこともあるが気にしない」と答えたとしている。

 写真は、所属していたアヤックスの試合中、チームメイトに支持を与えるクライフ氏(1982年4月4日撮影)。(c)AFP/ANP/COR MULDER

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