【カーディフ/ウェールズ 18日 AFP】サッカー、2012年欧州選手権(Euro 2012)の開催地に、2カ国共同開催で立候補していたポーランドとウクライナが決定した。
4年に1度開催される同大会は、最終立候補地としてイタリアと、もう1つの共催候補のハンガリーとクロアチア、そして今回開催地となったポーランドとウクライナが残っていた。両国にとって、大規模なサッカー大会の開催は初となり、この数十年の間で経済的余裕のある西欧での開催が主だっていた中で、今回の開催決定が東欧のスポーツに対して大きな影響を与えると見られている。
欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長が発表した開催地は、有力候補の筆頭とされていた昨年のW杯ドイツ大会優勝国のイタリアではなく、下馬評の低かったポーランドとウクライナであった。イタリアとしては、一連の八百長事件や、サポーター暴動事件等、この開催地決定は新たなスタートを切るための区切りと考えていたが、最終的には各4都市、合計8都市で試合を行う予定の共催の2ヶ国に軍配が上がった。
発表を受けてウクライナサッカー協会(Football Federation of Ukraine:FFU)のグリゴリー・スルキス(Grigory Surkis)会長は、「欧州サッカー連盟の方々が、我々に開催権を与えてくれたことに心から感謝する。そして、この選手権をより良いものにすべく、全力を尽くしていく。」と、ウクライナのテレビ局のインタビューに答えた。
もう一方の開催地であるポーランドの首都ワルシャワ(Warsaw)では、大画面テレビを中心街に設置し、開催地決定が報じられると、ファンや協会関係者が入り乱れての大騒ぎとなった。ヤロスワフ・カチンスキ(Jaroslaw Kaczynski)首相の補佐官であるプシェミスワフ・ゴシェフスキ(Przemyslaw Gosiewski)氏は、「これはポーランドがW杯や、五輪までも開催できる組織力があることを示すチャンスとなるだろう。えり抜きの国々へ仲間入りするためのパスポートだ。」と語った。
本大会の参加国を現在の16ヶ国から24ヶ国に広げようという提案も欧州サッカー連盟にはあるが、2012年大会では既存路線の16ヶ国の参加で行われる。
写真は、共同開催決定を喜ぶスルキス会長(左)とポーランドサッカー協会(Polish Football Federation:PZPN)のミカエル・リストケウィッツ(Michal Listkiewicz、右)会長。(c)AFP/NEIL MUNNS
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