【マンチェスター/英国 15日 AFP】サッカー、イングランド・FAカップ(FA Cup)・準決勝、ブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)vsチェルシー(Chelsea)。試合は1-1で迎えた延長後半4分にミヒャエル・バラック(Michael Ballack)が決勝点を挙げて、チェルシーが2-1でブラックバーンを降し決勝進出を決めた。
試合開始直後から攻勢を仕掛けるチェルシーは、前半16分にGKペトル・チェフ(Petr Cech)からのゴールキックをディディエ・ドログバ(Didier Drogba)が粘り強くキープし、ドログバのパスを受けたバラックからのスルーパスに抜け出したフランク・ランパード(Frank Lampard)が右足で先制ゴールをマーク。その後も2006年11月以来の先発出場を飾ったジョー・コール(Joe Cole)を中心に攻めるが得点を挙げるには至らず、チェルシーが1-0でリードして前半を折り返す。
前半の終盤から徐々にリズムを掴み始めていたブラックバーンは後半立ち上がりから猛攻を見せ、迎えた後半19分にジェイソン・ロバーツ(Jason Roberts)がシュート性の早いフリーキックに合わせて同点ゴールをマーク。その後もデビッド・ベントリー(David Bentley)やデイヴィッド・ダン(David Dunn)が決定的な場面を迎えるもチェルシーの守護神チェフの再三の好セーブに阻まれ試合は延長戦に入った。
延長前半を両チーム無得点で終え迎えた延長後半9分にサロモン・カルー(Salomon Kalou)の放ったシュートがディフェンダーに当たり、こぼれ球に反応したバラックが左足を振り抜き決勝ゴールを記録し、ブラックバーンに競り勝ったチェルシーは、既に優勝を果たしたカーリング杯(Carling Cup)に加えリーグ、FAカップ、欧州チャンピオンズリーグ(Champions League)の4冠の達成に苦しみながらもまた一歩近づいた。
試合後チェルシーのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は「素晴しい試合だった。勝利の歓喜や興奮はあるが、相手チームのことを思わずにはいられない。試合の主人公は勝者となるのが普通だが、驚くべきパフォーマンスを見せたブラックバーンは我々と同じく主人公に値する。」と語り、ブラックバーンを称えた。
改修作業が終了したウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で開催される決勝で対戦するマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)についてモウリーニョ監督は「リーグ戦の首位マンチェスター・ユナイテッドと2位チェルシーの対戦であるのと同時に、欧州チャンピオンズリーグで準決勝に進出したチーム同士の対戦ということで素晴しい決勝戦になるだろう。全てを勝ち取るのは我々かもしれないし、マンチェスター・ユナイテッドかもしれないが、いずれにせよお互いに偉大なチームであることに変わりはない。」と語っている。
敗戦を喫したブラックバーンのマーク・ヒューズ(Mark Hughes%)監督は「今日の我々は決勝進出に値するチームだった。特に後半の出来は素晴らしかった。信念を持ってプレーしたことが、良いパフォーマンスを披露する鍵となった。チェルシーは特別なチームだが、今日のブラックバーンにとってはごく普通のチームだった。敗因はチェルシーの守護神チェフの素晴らしいパフォーマンスに尽きる。」と悔しさを滲ませた。
写真は、ゴールに歓喜しユニフォームを脱ぐバラック。(c)AFP/ANDREW YATES



