写真は表彰式で授与された優勝トロフィーにキスをするイタリアのファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)。(c)AFP/ODD ANDERSEN
【ベルリン/ドイツ 9日 AFP】06サッカーW杯・決勝、イタリアvsフランス。延長後半5分、フランスのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)は、イタリアのマルコ・マテラッツィ(Marco Materazzi)へ突然頭突きを食らわせる。試合は1-1のまま延長戦でも決着はつかずPK戦までもつれ、フランスが3-5で敗れて2大会振りの優勝を逃した。(c)AFP/JOHN MACDOUGALL
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ドメネク監督、ジダンを擁護 - ドイツ
【ベルリン/ドイツ 9日 AFP】サッカー06W杯仏代表のレイモン・ドメネク(Raymond Domenech)監督は、イタリアと対決した決勝でのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)選手のレッドカードについて、伊代表ディフェンダー、マルコ・マテラッツィ(Marco Materazzi)選手を非難した。今大会終了後に現役から引退すると表明していたジダンは、延長後半にマテラッツィの胸部に頭突きを食らわせ退場。輝かしい現役生活の最後は不名誉な幕切れとなった。
映像では、マテラッツィが傍らを通り過ぎたジダンに何かを言い、それに対してジダンが振り向きざまに攻撃したように見えた。
「何かが起きたのは確かだ」とドメネク監督。「ジダンが進んで退場したがったとはとても思えない。マン・オブ・ザ・マッチ(最高殊勲選手)はアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)ではなく、マテラッツィだ。得点も決めたし、ジダンを退場に追い込んだのだから」と述べ、ジダンをイタリア選手らから手荒な扱いを受けた被害者だと擁護した。
「80分間我慢を強いられ、その間審判が何もしなかったとしても、選手は受け入れるほかない。(それが)言い訳にはならないんだ。ジダンがこのような形で引退することになったのは残念なことだ。素晴らしいキャリアであり、素晴らしいW杯だった」。
ドメネク監督はまた、ジダンの退場が、4人目の審判がビデオで頭突きの様子を確認し、オラシオ・エリゾンド(Horacio Elizondo)主審に知らせた後の出来事だったと指摘した。
セリエAのユベントス(Juventus)でジダンとチームメイトだった伊代表ディフェンダーのジャンルカ・ザンブロッタ(Gianluca Zambrotta)は、ジダンの行為を「悪意ある振る舞い」だとして批判し、「ユベントスにいたときにもやったことだから、驚きはしなかった」と付け加えた。ユベントスでプレーしていた2002年、ジダンはチャンピオンズ・リーグの試合で、ハンブルガーSV(SV Hamburg)のJochen Kientzに頭突きをしたとして退場処分となり、5試合の出場停止を食らった経験がある。
伊代表のマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)監督は、「我々は何の処分も求めなかった。4人目の審判が線審に伝えたものだ」と述べ、イタリアのゴールキーパー、ジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)が審判にジダンの退場を要求したとの情報を否定。観衆の中の仏代表サポーターがジダンの退場にブーイングをしたのは、「何が起こったかを見ていなかったからだ。明日になって真相を知れば、考え直すだろう」と語った。またリッピ監督は、「ジダンのことは大いに尊敬している。彼が何を考えてあんなことをしたのか分からない」とも述べた。ブッフォンは、「あれほどの選手がスポーツマン精神に反する行為をするなんて、残念だ」と語っている。
フランツ・ベッケンバウアー(Franz Beckenbauer)大会組織委員長は、「ジダンは何かを言われたに違いない。彼は自制心が強いし、攻撃的な人間ではない」と語り、マテラッツィがジダンを侮辱し、それが事件の発端となったと確信していると述べた。また、ジダンの退場がフランスの敗因だとし、「ジダン(の退場)でチームは弱くなった。主将を欠いた仏代表がデリケートになることは皆知っている」と語った。
元仏代表監督のミシェル・イダルゴ(Michel Hidalgo)氏は、「ジダンを知る人なら、彼があんな振る舞いをするからには、相当ひどい事を言われたのだということもわかるはずだ」と述べ、現役生活12回目の退場処分を受けたジダンをかばった。
(c)AFP/Guy Jackson
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