【5月10日 AFP】ポルトガルリーグ・プロフットボール(Liga Portuguesa de Futebol ProfissionalLPFP)が9日、八百長によりFCポルト(FC Porto)のホルヘ・ピント・ダ・コスタ(Jorge Pinto da Costa)会長の2年間の活動禁止処分を発表し、ボアビスタ(Boavista)には2部降格処分が下された。

 ポルトは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を制した2003-04シーズンの2試合で八百長が認められている。

 LPFP規律委員会のリカルド・コスタ(Ricardo Costa)氏はオポルト(Oporto)で会見を開き、ポルトから2007-08シーズンの勝ち点6を剥奪し、罰金15万ユーロ(約2400万円)を科すことを発表している。

 なお、ポルトは最終節を残して2位以下に勝ち点20差をつけているため、勝ち点が剥奪されてもポルトのリーグ優勝には影響を及ぼさない。

 勝ち点36で9位のボアビスタは、2003-04シーズンに3試合で審判に圧力をかけていたとして降格処分と罰金18万ユーロ(約2900万円)が下され、ジョアン・ロウレイロ(Joao Loureiro)会長には4年間の活動禁止処分と罰金2万ユーロ(約400万円)の処分が発表されている。

 また、最下位で降格が決定しているウニアン・レイリア(Uniao Leiria)は勝ち点3の剥奪と、ジョアン・バルトロメウ(Joao Bartolomeu)会長に1年半の活動禁止処分が下されている。

 2004年4月に発覚した同八百長疑惑は数多くの関係者と審判らの関与が認められており、5人の審判が2年半から6年の資格停止処分を受けている。

 一連の処分はLPFPの規律委員会とポルトガルの司法当局の協力により下され、活動禁止処分の対象者はクラブの代表者でいることを認められず、1982年から現職にあるダ・コスタ会長が以前から行っていたように試合中にベンチに座ることも禁止されると伝えられている。(c)AFP