【9月18日 AFP】イタリア・セリエAは17日、今季リーグ第3節のインテル(Inter Milan)対ユベントス(Juventus)戦で起こった人種差別行為への処分として、インテルの次のホームゲームであるフィオレンティーナ(Fiorentina)戦では、同クラブ側のゴール裏の一部を閉鎖すると発表した。

 リーグは公式ウェブサイトで、今回の処分について発表した。これにより、熱狂的なインテルサポーターが通常集う「クルバ・ノルド(Curva Nord、北側スタンド)」のゴール裏は、フィオレンティーナ戦では上段の一部が閉鎖されることになる。

 リーグの声明によれば、インテルが本拠地にユベントスを迎えた14日の試合では「前後半を通じて、人種差別的な性質のチャント及び声が聞かれた」という。

 ユベントスには、ガーナ出身のクワドォー・アサモア(Kwadwo Asamoah)、フランス出身のポール・ポグバ(Paul Pogba)という2人の黒人選手が在籍している。

 またインテルファンは主審とユベントスの選手に対してレーザー光線を使用しており、この件についてもインテルは処分を科されている。

 試合は1-1の引き分けに終わっている。(c)AFP