【4月7日 AFP】12-13イタリア・セリエAは6日、第31節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)は2-1でデルフィーノ・ペスカーラ1936(Delfino Pescara 1936)を下した。

 勇敢に戦うペスカーラに苦戦したユベントスだったが、ミルコ・ブチニッチ(Mirko Vucinic)の2得点の活躍で競り勝ち、2位ナポリ(SSC Napoli)との勝ち点差を暫定で12へ広げた。

 欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)の準々決勝第2戦、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との重要な1戦を4日後に控えるユベントスは、この試合を前にリーグ最多の59得点を挙げており、対する最下位ペスカーラはリーグ戦30試合で61失点を喫していた。

 そのため、ディフェンダーのアンドレア・バルツァッリ(Andrea Barzagli)とジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)が累積警告のため出場できず、さらにGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)がインフルエンザのため先発を回避する状況だったが、ユベントスがアウェーのペスカーラに番狂わせを許す可能性はないと見られていた。

 序盤から圧倒的に攻められたペスカーラだったが、GKイヴァン・ペリッツォーリ(Ivan Pelizzoli)の活躍もあり、後半27分にブチニッチにPKから先制点を許すまで無失点でしのいだ。

 6分後の同33分にもブチニッチに追加点を奪われたペスカーラだったが、同38分にエマヌエル・カッショーネ(Emmanuel Cascione)が25メートルのミドルシュートを放ってGKマルコ・ストラーリ(Marco Storari)を破り、1点を返した。(c)AFP