【3月4日 AFP】12-13イタリア・セリエAは3日、第27節の試合が各地で行われ、インテル(Inter Milan)は3-2でカターニア(Calcio Catania)に勝利した。

 試合は前半7分、ゴンサロ・ベルゲッシオ(Gonzalo Bergessio)がインテルのフアン(Juan Guilherme Nunes Jesus)とGKサミル・ハンダノビッチ(Samir Handanovic)の守備を破りカターニアに先制点をもたらすと、同19分にはフランチェスコ・ロディ(Francesco Lodi)のファーポストからのFKをジョヴァンニ・マルケーゼ(Giovanni Marchese)が頭で合わせ、リードを広げた。

 今季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)出場を逃し、現在複数のチームと来シーズンの同大会の出場権をかけて争っているインテルだが、足並みを乱して0-2のままゲームの折り返しを迎えてしまい、その望みも遠のくように思われた。

 しかし、後半開始と同時にインテルはデヤン・スタンコビッチ(Dejan Stankovic)とロドリゴ・パラシオ(Rodrigo Palacio)を投入すると、フレディ・グアリン(Fredy Guarin)のゴールをかすめるドライブシュートをきっかけに反撃を開始した。

 後半7分、マティアス・エセキエル・スケロット(Matias Ezequiel Schelotto)からのスルーパスを受けたパラシオがクロスを上げると、至近距離からリカルド・アルバレス(Ricardo Alvarez)がダイビングヘッドを決め1点を返した。

 同25分にはペナルティーエリア内でノーマークだったパラシオが、アルバロ・ペレイラ(Alvaro Pereira)からのクロスをカターニアのアレクシス・ロリン(Alexis Rolin)の前で頭で合わせ、同点とした。

 そして迎えたロスタイム、パラシオはスペースをついてペナルティーエリア手前までボールを運ぶと、エステバン・カンビアッソ(Esteban Cambiasso)にパスを出した。カンビアッソがゴールライン手前で折り返すと、フリーのパラシオがゴールに蹴り込み逆転ゴールを挙げた。(c)AFP/Justin DAVIS