【2月25日 AFP】12-13イタリア・セリエAは24日、第26節の試合が各地で行われ、インテル(Inter Milan)とACミラン(AC Milan)のミラノダービーは1-1の引き分けに終わった。

 古巣との初対戦となったマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)が多くのチャンスを逃し、ミランはインテルと勝ち点1を分け合った。

 前半21分にステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)の得点で先制したものの、後半26分にマティアス・エセキエル・スケロット(Matias Ezequiel Schelotto)に同点ゴールを許して引き分けに終わったミランにとっては、圧倒的に攻め込んだ時間帯に好機を逃し続けたことが大きく悔やまれる結果となった。

 10月7日の今シーズン最初のダービーに0-1で敗れていたミランだが、このところリーグ戦で3位まで順位を上げてきた上、20日の欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)決勝トーナメント1回戦第1戦、FCバルセロナ(FC Barcelona)戦に2-0で快勝していたこともあり、今回の対戦では有利と見られていた。

 ミランは序盤から好機を作り、マッティア・デ・シーリョ(Mattia De Sciglio)が左からクロスを上げたものの、中央のバロテッリはバランスを崩して合わせることができなかった。対するインテルもロドリゴ・パラシオ(Rodrigo Palacio)が角度のないところからシュートを放ったものの、枠をとらえることはできなかった。

 すると、ミランはここから試合の主導権を握り、長い距離を駆ける左サイドのデ・シーリョを起点にインテルを苦しめた。

 そして前半21分、元ミランのアントニオ・カッサーノ(Antonio Cassano)から中盤でボールを奪ったミランは、ケヴィン・プリンス・ボアテング(Kevin Prince Boateng)の冷静なスルーパスを受けたエル・シャーラウィがアウトサイドシュートでGKサミル・ハンダノビッチ(Samir Handanovic)を破り、先制点を挙げた。

 さらにミランはその後バロテッリがこの試合3度目の決定機を迎え、ペナルティーエリア内へ送られた絶好のボールを足の先で合わせたもののこれはクリアされてしまい、追加点とはならなかった。

 すると、圧倒され続けていたインテルは後半26分、エステバン・カンビアッソ(Esteban Cambiasso)と交代して出場したスロケットが長友佑都(Yuto Nagatomo)のクロスに頭で合わせ、投入からわずか2分後に同点ゴールを決めてミランを凍りつかせた。(c)AFP/Justin DAVIS