【3月12日 AFP】11-12イタリア・セリエAは11日、第27節の試合が各地で行われ、ACミラン(AC Milan)は2-0でレッチェ(US Lecce)に勝利し、リーグ首位の座を守った。

 ミランは前半7分、ロビーニョ(Robinho)がペナルティーエリア内に蹴りこんだロブボールをズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)がバックヒールで流すと、そのボールにアントニオ・ノチェリーノ(Antonio Nocerino)がボレーで合わせて、レッチェのゴールキーパー(GK)マッシミリアーノ・ベナッシ(Massimiliano Benassi)の守るゴールを破り、先制した。

 いずれもベナッシに阻まれはしたものの、その後もいくつか好機を作り出したミランの勝ち点3は揺ぎ無かった。後半20分にミランは、再びロビーニョの浮き球のパスからウルビー・エマヌエルソン(Urby Emanuelson)が頭で落とすと、イブラヒモビッチがこれを沈めて追加点を奪った。

 一方、2位につけるユベントス(Juventus)は、0-0でジェノア(Genoa CFC)と引き分けた。

 守備陣の組み合わせに苦心しているユベントスは、この試合でゴールの枠に3度嫌われるなどし、リーグ戦では4試合連続、ここ最近の同7試合では6試合目の引き分けに終わった。無敗記録を保っているとはいえ、ユベントスは今季リーグ戦の半数以上をドローで終えている。この結果、ミランはユベントスに勝ち点4差につけている。

 また、3位のラツィオ(SS Lazio)は1-3でボローニャ(Bologna FC)に敗れた。

 フランチェスコ・マツザレム(Francesco Matuzalem)、アルバロ・ゴンサレス(Alvaro Gonzalez)が退場処分を受け、9人で戦ったラツィオは、ボローニャのダニエレ・ポルタノーヴァ(Daniele Portanova)、アレッサンドロ・ディアマンティ(Alessandro Diamanti)、レネ・クルヒン(Rene Krhin)に得点を奪われ、反撃もボローニャのマッテオ・ルビン(Matteo Rubin)が犯したオウンゴールのみに留まった。敗れたラツィオは、ユベントスとの勝ち点差が5に広がった。

 同日行われたその他の試合では、カターニア(Catania)がフィオレンティーナ(Fiorentina)に1-0で、シエナ(AC Siena)が2-0でチェゼーナ(AC Cesena)に、ノヴァーラ(Novara Calcio)が1-0でウディネーゼ(Udinese)に勝利した。また、アタランタ(Atalanta)は1-1でパルマ(Parma)と引き分けた。(c)AFP/Barnaby Chesterman