【3月10日 AFP】(記事更新、写真追加)11-12イタリア・セリエAは9日と10日、第27節の試合が各地で行われ、ASローマ(AS Roma)は1-0でパレルモ(US Citta di Palermo)に勝利し、欧州カップ戦出場権獲得に望みをつないだ。

 前節に行われたラツィオ(SS Lazio)とのダービーに敗れているローマは、前半3分にファビオ・ボリーニ(Fabio Borini)が挙げた得点が決勝点となり、インテル(Inter Milan)を抜いて6位に浮上したが、欧州カップ戦出場権獲得圏内までは勝ち点5差となっている。

 一方、ホームで2連敗を喫したパレルモは、ローマに勝ち点7差の9位となり、欧州カップ戦出場権獲得は難しい状況になった。

■インテルが10試合ぶりに勝利、ナポリは6得点で公式戦6連勝

 9日に行われた試合では、クラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督の去就が取りざたされているインテルが2-0でキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)を下した。

 インテルは終盤にワルテル・サムエル(Walter Samuel)とディエゴ・ミリート(Diego Milito)が得点を挙げ、公式戦10試合ぶりの勝利を収めた。

 また、ナポリ(SSC Napoli)が6-3でカリアリ(Cagliari Calcio)を退けて公式戦6連勝を飾り、4位に浮上している。

 ナポリはマレク・ハムシク(Marek Hamsik)、パオロ・カンナヴァーロ(Paolo Cannavaro)、ダビデ・アストリ(Davide Astori)のオウンゴールで試合開始30分間で3点のリードを奪うと、その後もエセキエル・ラベッシ(Ezequiel Lavezzi)、ワルテル・ガルガーノ(Walter Gargano)、クリスティアン・マッジョ(Christian Maggio)が追加点を挙げ、カリアリのホアキン・ラリベイ(Joaquin Larrivey)にハットトリックを達成されながらも勝利を収めた。(c)AFP