【3月5日 AFP】11-12イタリア・セリエAは4日、第26節が各地で行われ、インテル(Inter Milan)はカターニア(Calcio Catania)と2-2で引き分け、クラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督の将来はさらに不透明なものになった。

 直近の公式戦8試合で7敗を喫し、ゴールからも見放されていたインテルは、アウェーのカターニアにも苦戦を強いられた。

 インテルは前半20分にアレハンドロ・ゴメス(Alejandro Gomez)、同38分にマリアノ・フリオ・イスコ(Mariano Julio Izco)に得点を奪われ、本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)でカターニアに2点のリードを許した。

 観衆のブーイングを浴びながらハーフタイムを迎えたインテルは、後半26分にディエゴ・フォルラン(Diego Forlan)が1点を返すと、同35分にディエゴ・ミリート(Diego Milito)のゴールで同点に追いつき、引き分けに持ち込んだ。

 この結果、インテルは欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)出場権獲得圏内に勝ち点11差の7位につけている。

■ラツィオがローマダービーを制し3位に浮上

 試合開始10分でASローマ(AS Roma)のゴールキーパー(GK)マールテン・ステケレンブルフ(Maarten Stekelenburg)がレッドカードで退場処分になるなど、荒れ模様の試合となったローマーダービーは、ラツィオ(SS Lazio)が2-1で制した。

 前半10分にオフサイドトラップを抜けたミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)がステケレンブルフに倒されて獲得したペナルティーキック(PK)をエルナネス(Hernanes)が決めて先制したラツィオは、同16分にASローマのファビオ・ボリーニ(Fabio Borini)に同点ゴールを許したものの、後半17分にステファノ・マウリ(Stefano Mauri)が決勝点を挙げた。

 今シーズン行われたローマダービーで2連勝を飾ったラツィオは、勝ち点を48に伸ばし、首位ACミラン(AC Milan)に勝ち点6差、2位ユベントス(Juventus)に勝ち点3差の3位につけた。敗れたローマは6位となっている。

■ナポリが4位ウディネーゼに接近

 欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)決勝トーナメント1回戦の第1戦でチェルシー(Chelsea)に先勝しているナポリ(SSC Napoli)は、エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)とエセキエル・ラベッシ(Ezequiel Lavezzi)がゴールを記録し、パルマ(Parma FC)を2-1で下した。

 カヴァーニとラベッシのコンビが活躍し公式戦5連勝を飾っているナポリは、ホームでアタランタ(Atalanta)と0-0で引き分けた4位ウディネーゼ(Udinese)との勝ち点差を3に縮め、勝ち点43の5位につけている。(c)AFP