【11月5日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に所属するアントニオ・カッサーノ(Antonio Cassano)が4日、心臓の小さな穴を修復する手術を受け、執刀医がこの手術に成功したと発表した。

 ミラノ(Milan)市内の病院で執刀した医師は、穴を閉じる施術は約35分で終わったとし、「オペは迅速に、非常に順調に進んだ。問題はない」とコメントしている。

 一方、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ(Adriano Galliani)副会長は、「非常に心配していたが、選手生命が脅かされることは無い」と語っている。

 虚血性脳卒中により入院したカッサーノの心臓には、先天的に左心房と右心房の隔壁に小さな穴が開いており、この間を血液が通ることで血液が凝固してしまうという。

 病院関係者の話ではカッサーノは早ければ6日にも退院できる見込みとなっているが、復帰には長期間を要することが見られるため、欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)への出場には大きな疑問符が残っている。(c)AFP