【11月3日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)は2日、同クラブに所属するアントニオ・カッサーノ(Antonio Cassano)が、虚血性脳卒中に関連する問題で近日中に心臓手術を受けると発表した。

 カッサーノは心臓の小さい穴を閉じるための手術を受け、しばらくチームを離れることになる。

 カッサーノが脳卒中にかかったことを認めたミランは、72時間にわたる心臓と脳の精密検査で、左心房と右心房の隔壁に開いた小さな穴が原因であることが判明し、同選手は近日中に心臓の小さい穴を閉じるための手術を受け、戦列を数か月間離れることを発表した。

 29日に行われたリーグ第10節のASローマ(AS Roma)戦からの帰路で、会話や体を動かすことが困難になったカッサーノは、30日早朝にミラノ(Milan)市内の病院の神経科に搬送され、脳と心臓の検査を受けた。

 ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ(Adriano Galliani)副会長は、この病気がカッサーノの選手生命を脅かすものではないことを強調し、「経過は良く、彼は元気だ。この問題は手術によって解決され、数か月後にはイタリアサッカー連盟(Italian Football Federation:FIGC)がカッサーノのプレー再開を認めるだろう。カッサーノは普段通り冗談を飛ばし、サッカーが恋しいと話している。彼はこの状況に落胆しているが、私は彼にACミランでの立場は守られており、治療に専念するよう伝えた」と語った。(c)AFP/Barnaby Chesterman