【9月23日 AFP】(記事更新)11-12イタリア・セリエA第4節が20日から22日にかけて各地で試合が行われ、試合終盤に失点を喫したASローマ(AS Roma)はホームでシエナ(AC Siena)と1-1で引き分け、ルイス・エンリケ(Luis Enrique Martinez Garcia)監督の初勝利はお預けとなった。

 前半25分にパブロ・ダニエル・オスヴァルド(Pablo Daniel Osvaldo)のゴールで先制したローマだったが、後半43分にシエナのロベルト・ヴィティエッロ(Roberto Vitiello)に同点ゴールを許した。

 この結果、ローマとシエナはシーズン初勝利を逃したものの勝ち点を2に伸ばし、同じく未勝利のリーグ覇者ACミラン(AC Milan)、降格圏内で低迷しているインテル(Inter Milan)より上の順位につけている。

 21日に行われた試合は、ACミランがステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)のゴールでウディネーゼ(Udinese)と1-1で引き分けた。

 前半途中にアレシャンドレ・パト(Alexandre Pato)が負傷したため投入されたエル・シャラーウィは、アントニオ・ディ・ナターレ(Antonio Di Natale)に先制点を奪われ0-1で迎えた後半18分に同点ゴールを決め、試合を引き分けに持ち込んだ。

 ホームでボローニャ(Bologna FC)と対戦したユベントス(Juventus)は1-1で引き分けた。ユベントスは前半29分に先制点を挙げたミルコ・ブチニッチ(Mirko Vucinic)が同終了後直前に退場処分となると、迎えた後半7分にボローニャのダニエレ・ポルタノーヴァ(Daniele Portanova)に同点ゴールを許した。

 一方、ロドリゴ・パラシオ(Rodrigo Palacio)の2得点とケビン・コンスタン(Kevin Constant)の得点でカターニア(Calcio Catania)に3-0で快勝したジェノア(Genoa CFC)は、勝ち点7でリーグ首位に浮上した。

 そのほかの試合では、ナポリ(SSC Napoli)がキエーボ・ベローナ(Chievo Verona)に0-1で敗れ、首位から4位に転落した。また、レッチェ(US Lecce)に2-1で勝利したアタランタ(Atalanta)が最下位を脱出した。(c)AFP

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