【8月25日 AFP】イタリアサッカー選手協会(AIC)とレガ・セリエA(Lega Serie A)による労使協定交渉が決裂に終わり、27日に予定されているイタリア・セリエAの2011-12シーズン開幕戦がストライキにより延期される可能性が高くなった。

 ストライキ決行でリーグの新シーズン開幕が延期された場合、スペインリーグに続いて2例目となる。

 レガ・セリエAのマウリツィオ・ベレッタ(Maurizio Beretta)会長は24日、選手会の要求を否決したことを明らかにした。これを受けて選手会のダミアノ・トンマージ(Damiano Tommasi)会長は、労使協定で合意できなければ新シーズンを開幕できないと話している。

 選手側は契約争議中の選手がチーム練習から外されることに反発し、リーグ側は選手に税金の支払いを要求しているため、交渉は難航している。

 ナポリ(SSC Napoli)のアウレリオ・デ・ラウレンティス(Aurelio De Laurentiis)会長は、「両者の関係が険悪であれば開幕はできない。ストライキを決行すればいい」と選手会を挑発している。(c)AFP