【4月4日 AFP】09-10イタリア・セリエAは3日、第32節が各地で行われ、首位のインテル(Inter Milan)は復帰したマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)が得点し、ボローニャ(Bologna FC)に3-0で勝利した。

 また同日、インテルを追う2位のASローマ(AS Roma)、3位のACミラン(AC Milan)も勝利している。

 リーグ戦で過去9試合でわずか2勝と不調のインテルは、主将ハビエル・サネッティ(Javier Zanetti)をはじめサミュエル・エトー(Samuel Eto'o)、ダグラス・マイコン(Douglas Maicon)、ルシオ(Lucio)を出場停止で欠いたが、試合を支配した。

 インテルはジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督との確執から6試合招集メンバーから外れていたバロテッリが、エトー不在を感じさせない活躍をした。バロテッリは今週、公に謝罪していた。

 バロテッリはチームの攻撃に多く絡み、後半7分にディエゴ・ミリート(Diego Milito)のクロスからチームの2点目を決めた。

 インテルは先制点を決めたティアゴ・モッタ(Thiago Motta)が、後半にも得点している。

 ASローマは前半19分にミルコ・ブチニッチ(Mirko Vucinic)が得点してバリ(AS Bari)に1-0で勝利し、首位インテルとの勝ち点差1を守った。

 ACミランは3-2でカリアリ(Cagliari Calcio)に勝利した。

 ミランは前半7分にマルコ・ボリエッロ(Marco Borriello)の得点で先制したが同17分にダニエレ・ラガツ(Daniele Ragatzu)の得点で追いつかれた。

 追いつかれた2分後にミランはクラース・ヤン・フンテラール(Klaas-Jan Huntelaar)の得点で一度は勝ち越したが、同32分にカウンター攻撃からアレッサンドロ・マトリ(Alessandro Matri)に得点を許して再び同点とされた。

 しかし、ミランは同38分に相手オウンゴールで決勝点を挙げた。勝利したミランは、首位インテルを勝ち点3差で追っている。

 4位以内でのシーズン終了を目指すユベントス(Juventus)は、下位に低迷するウディネーゼ(Udinese)に0-3で敗れている。(c)AFP/Barnaby Chesterman