【1月30日 AFP】(記事更新)イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)は29日、成績不振を理由にチロ・フェラーラ(Ciro Ferrara)監督を解任し、後任にアルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)氏が就任することを発表した。

 2007年2月にトリノ(Torino FC)の監督を解任されて以来の現場復帰を果たすザッケローニ氏は、31日に行われる本拠地でのラツィオ(SS Lazio)戦から指揮を執る。

 早急にチームを立て直さなければならないザッケローニ氏は就任早々、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権獲得を誓った。

 ザッケローニ氏は「わたしはチャレンジを好む。新たな時代だ。この難局をうまく乗り切れると確信している。フットボール好きならこのチャンスを手にするためにお金を払うだろう。最低限の目標は、チャンピオンズリーグの出場権獲得だ」と語っている。

 1995年から98年までウディネーゼ(Udinese)を率いたザッケローニ氏は、1998年から2001年まで指揮したACミラン(AC Milan)では1999年にリーグ優勝を果たし、その後ラツィオ(SS Lazio、2001-02)、インテル(Inter Milan、2003-04)の監督を歴任している。

 リーグ戦で6位に低迷するユベントスは、欧州チャンピオンズリーグ2009-10(UEFA Champions League 2009-10)でグループリーグ敗退に終わり、イタリア杯(Italian Cup 2009-10)も敗退するなど、2009年11月から公式戦12試合で9敗を喫しており、08-09シーズン終盤に解任されて現在はASローマ(AS Roma)で指揮を執るクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)氏の後任としてチームを引き継いだフェラーラ監督の解任は時間の問題と見られていた。(c)AFP