【12月29日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するルカ・トーニ(Luca Toni)が28日、イタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)への移籍が間近であることを明かした。トーニはバイエルンで出場機会が激減していた。

 トーニはイタリアのガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)紙に「行きたいのはASローマだけ。他のどのチームにも興味がない」と話している。

 また、ローマのジャン・パオロ・モンタリ(Gian Paolo Montali)ディレクターは「詳細を固めているところだ。ビジネスでは契約書に署名されるまで何も確かなものがないことは明らかなことだが、トーニについてはもう間近だ。彼とともにローマは素晴らしいシーズン後半戦を迎えることができる」と話している。

 06サッカーW杯で優勝したイタリア代表のメンバーだったにもかかわらず、トーニは所属するバイエルン・ミュンヘンでルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督に冷遇され、控え選手として09-10シーズンを過ごしている。

 トーニは、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)に出場するイタリア代表でのポジションを必死に取り戻そうとしている。

 ローマは、首位インテル(Inter Milan)と勝ち点11差で4位につけている。(c)AFP

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