【5月1日 AFP】20クラブで構成されるイタリア・セリエAが30日、2部リーグのセリエBと分裂し、イングランド・プレミアリーグのように新たなリーグを立ち上げる決議を行った。

 決議では現在降格圏の19位に沈み、09-10シーズンはセリエBに降格すると見られているレッチェ(US Lecce)のみが、2つのトップリーグにより構成されているレガ・カルチョ(Lega Calcio)の分裂の動きに反対票を投じた。レガ・セリエA(Lega Serie A)と呼ばれることとなる新リーグの意思決定過程には、今後2部リーグのクラブが関与することもなくなる。

 新リーグを率いる人物には、イタリアのテレビ局ライ・ウーノ(Rai Uno)で取締役を務めたマウリツィオ・ベレッタ(Maurizio Beretta)氏が選出されている。

 ローマ(Rome)で行われた会合の後にパレルモ(US Citta di Palermo)のマウリツィオ・ザンパリーニ(Maurizio Zamparini)会長は、「我々は新たな1部リーグの合意に至った。私が満足しているかどうか?してはいないが、必要なことだった」と語っている。(c)AFP