【10月14日 AFP】イタリアサッカー連盟(Federazione Italiana Giuoco CalcioFIGC) のジャンカルロ・アベーテ(Giancarlo Abete)会長は13日、今後の発表があるまでイタリア代表のサポーターがアウェー戦の観戦チケットを購入することを禁止すると発表した。

 11日にアウェーのソフィア(Sofia)で行われた2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)欧州予選で、イタリアのサポーター3人が対戦相手のブルガリアの国旗を燃やしたとして逮捕されている。

 右派グループに属していると考えられているイタリアの過激なサポーターは、試合前にも挑発行為を行っていた。

 国営放送であるイタリア放送協会(RAI)のRai Radioでアベーテ会長は「我々は何の保証もできず(誰がチケットを購入したか)特定する手段もないので、本日からサポーターのためにアウェー戦のチケットを請求することをやめる。チケットの請求は中止するが、我々は慎重な姿勢を崩してはならない。なぜならキプロスで行われる試合(2009年9月)のチケットの請求は一切行わなかったが、複数のサポーターはそれでも(チケットを買うための)手段を見つけ出しているからだ」と語っている。

 欧州予選で2勝1分けの成績を収めているイタリアの次回のアウェー戦は、2009年3月に行われるモンテネグロ戦となる。なお、1勝1分けで同じく無敗のモンテネグロとは15日にホームでの対戦を控えている。(c)AFP