【2月3日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するフランク・リベリ(Franck Ribery)が2日、冬の移籍市場で戦力を補強しなかったチームを批判した。

 4日に敵地でハンブルガーSV(Hamburger SV)と対戦するバイエルンは、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)、シャルケ04(Schalke04)と勝ち点40で並んでおり、得失点差で現在リーグ首位に立っている。
 
 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)会長とユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督は、チームの戦力は十分に整っているとしているが、リベリは今冬の移籍市場で選手補強をすべきだったと主張した。

 国内のサッカー専門誌「キッカー(Kicker)」に対してリベリは「2、3人の選手が故障で戦線離脱すれば大きな問題になる。正直なところ、バイエルンの選手層は薄い。でも僕は(決定権のある)会長や監督ではなく、一人の選手にすぎない」と語った。

 また、週始めに背中に痛めているリベリは、氷点下の気温が予想されている4日の試合に出場する意向を示しているものの、極寒のミュンヘン(Munich)で行われた練習では厳しい状態だったことを明かし、「試合を欠場するほどではないが、背中の痛みは残っており、良い状態とはいえない。マイナス11度の寒さではウォーミングアップすら難しい」と話している。

 バイエルンは22日にFCバーゼル(FC Basel)との欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)決勝トーナメント1回戦を控えており、リベリは同大会制覇とブンデスリーガ、ドイツカップ2011-12(German Cup 2011-12)優勝の三冠達成を目標に掲げている。

 リベリは「三冠達成のチャンスはまだ残されている。自分たちが挫折しなければチャンスをものにする可能性は高い。僕はバイエルンのサポーターたちと一緒に、市内で祝賀パレードを行うことを毎日夢みている」と語った。(c)AFP