【8月26日 AFP】13-14フランス・リーグ1は25日、第3節の試合が各地で行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)が2-1でナント(FC Nantes)を破り、敵地でリーグ戦今季初勝利を挙げた。

 前半24分にPSGのエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)に先制点を許した時点で、ナントは長い夜を覚悟する必要があるかに見えた。

 しかし、その後ナントは踏ん張りを見せると、後半8分にヨルダン・ヴェレトゥ(Jordan Veretout)のFKからPSGのアレックス(Alex)のオウンゴールを誘発し、同点に追いついた。

 それでもPSGは後半29分、ルーカス・モウラ(Lucas Rodrigues Moura da Silva)のシュートがゴールライン手前でガブリエル・アレハンドロ・シチェロ(Gabriel Alejandro Cichero)に防がれたものの、こぼれ球をエセキエル・ラベッシ(Ezequiel Lavezzi)が押し込み、決勝点を挙げた。

■シーズン開幕から未勝利だったPSG、批判を受けたブラン新監督は3トップを採用

 モンペリエ(Montpellier HSC)戦、アジャクシオ(Ajaccio AC)戦と2試合連続で引き分けているPSGのローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督は、4-4-2システムが批判の対象になっていることを受け、先発に戻したラベッシと、カヴァーニ、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の3人で前線を形成した。

 5バックを敷いたナントに対してPSGは、序盤から猛攻を仕掛けてゴールを脅かし、イブラヒモビッチのシュートはGKのレミ・リウ(Remy Riou)に防がれ、カヴァーニのハーフボレーはわずかに枠を外れた。

 そしてPSGは、イブラヒモビッチのスルーパスに抜け出したカヴァーニが低いシュートでリウの脇を抜き、先制点を挙げている。

 その後、追加点を挙げられなかったPSGに対し、ナントはハーフタイム直前にシチェロがバイシクルシュートを放ったものの、シュートはGKサルバトーレ・シリグ(Salvatore Sirigu)の見事なセーブに阻まれた。

 迎えた後半、ナントはヴェレトゥのFKがパピー・ジロボジ(Papy Djilobodji)と競り合ったアレックスに当たると、ボールは逆サイドのネットに吸い込まれ、試合を1-1の振り出しに戻した。

 PSGはナントのアレハンドロ・ベドジャ(Alejandro Bedoya)が放ったヘディングをシリグがはじきピンチを逃れると、最後はラベッシが決勝点を決め、3万7000人の本拠地の観衆を静まり返らせた。(c)AFP/Andy SCOTT