【5月29日 AFP】フランス・リーグ1のリール(Lille OSC)に所属するエデン・アザール(Eden Hazard)が28日、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)と契約を交わしたと明かした。

 アザールは、11-12シーズンのイングランド・プレミアリーグ王者マンチェスター・シティ(Manchester City)、2位のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)ではなく、サッカー欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)を制したチェルシーを選択した。

 移籍金はベルギー人選手としては最高額となる4000万ユーロ(約39億8000万円)と報じられており、5年契約で月給は55万ユーロ(約5480万円)と見られている。

 アザールはどちらかを特定せずにマンチェスター(Manchester)のクラブと契約するだろうと語っていたが、チェルシーのチャンピオンズリーグ優勝が移籍の決断を躊躇させていた。移籍市場は公式には6月13日から始まるものの、アザールはのツイッター(Twitter)上で「欧州チャンピオンズリーグ王者と契約する」と明かし、憶測に終止符を打った。

 ベルギー代表キャップ数27試合で2ゴールを記録しているアザールは、10-11シーズンにはリールの国内2冠に貢献、11-12シーズンのチームはリーグ連覇を逃したものの17得点15アシストの活躍を見せた。

 アザールは、6月2日にウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われるイングランドとの親善試合で、一部の新たなチームメイトたちと顔を合わせることになる。(c)AFP