【5月22日 AFP】10-11フランス・リーグ1は21日、第37節が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)と2-2で引き分けたリール(Lille OSC)が57年ぶりのリーグ優勝を果たした。

 リールは14日に行われたフランス杯2010-11(Coupe de France 2010-11)決勝でパリ・サンジェルマンを下し優勝を飾っており、クラブ史上2度目の2冠達成を果たした。

 リールはこの試合で勝ち点1を積み上げればリーグ優勝する状況だった。2位のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)がバランシエンヌ(Valenciennes FC)と2-2で引き分けたため、リールは敗戦しても優勝していたことになる。

 リールのルディ・ガルシア(Rudi Garcia)監督は「シーズンを通じて選手たちは素晴らしかった。見事なグループだった。15年、20年経って彼らが再会した時にも特別な思い出を分かち合うだろう」と語り、選手を称えた。

 同日行われた試合ではオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)がカーン(SM Caen)と0-0で引き分けたため、パリ・サンジェルマンは欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)の出場権をかけて最終節のサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)戦に臨む。しかし、リヨンは、最終戦のASモナコ(AS Monaco)戦で勝利すればチャンピオンズリーグ出場権を手にすることができる。

 またサンテティエンヌを2-1で下したソショー(FC Sochaux)がシーズン6位以内を確定させ、ヨーロッパリーグ2011-12(UEFA Europa League 2011-12)のへ切符を手にしている。

 下位では、モナコが1-0でモンペリエ(Montpellier HSC)を下したものの降格圏の18位に留まり、17位にはこちらもレンヌ(Stade Rennes FC)に2-0で勝利したナンシー(AS Nancy)が続いている。しかしながら、18位のモナコと10位のトゥールーズ(Toulouse FC)までは勝ち点3差となっており、最終節では各チームが降格を避けるべくしのぎを削る。

 すでに19位のランス(RC Lens)と20位のACアルル(AC Arles-Avignon)の来季リーグ2(2部)への降格が決まっている。(c)AFP/Tom Williams