【9月18日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)に参戦するFCバルセロナ(FC Barcelona)のヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)監督は、17日のグループリーグ初戦、アヤックス(Ajax)戦を心待ちにしている。

 この対戦はバルサにとって初のアヤックスとの公式戦であるとともに、マルティーノ監督にとって初めてのチャンピオンズリーグの試合となる。

 アルゼンチン出身のマルティーノ監督は、南米のチャンピオンズリーグに値するリベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America)で豊富な経験を持つが、欧州チャンピオンズリーグの質の高さこそすべての選手と監督にとっての到達点だと語った。

 マルティーノ監督は17日の記者会見で「チャンピオンズリーグに参戦できることは、どんな監督にとっても、そのキャリアにおける重要な到達点であるのは間違いない。われわれの目標は高く、チーム全体が気持ちを高ぶらせている」とコメントした。

 バルセロナは今季、マルティーノ監督の下で好調な滑り出しを見せており、リーグ戦では全勝を飾って勝ち点12を獲得している他、スペイン・スーパーカップ2013(Spanish Super Cup 2013)も制している。

 しかしリーグでの直近2試合、バレンシア(Valencia CF)及びセビージャFC(Sevilla FC)との対戦それぞれでバルセロナは苦戦を強いられ、3-2で辛勝している。14日のセビージャとの戦いでは後半ロスタイム3分にアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)が決勝点を決め、何とか勝利をつかんだ。

 また、このところのシーズンでは恒例となっている守備の問題、とりわけセットプレーの守備に対する懸念は今季も取り沙汰されているが、これについてマルティーノ監督は、この先の数週間はハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)とジェラール・ピケ(Gerard Pique)のCBコンビを続けると話した。

「ピケとマスケラーノ、そしてビクトル・バルデス(Victor Valdes)の守備のトライアングルは、他のポジションよりも崩しづらい。このところは彼らがだいぶ走らされているので、より組織を強固にして、全員の走る距離を減らさなければならない。まずはチームとしての戦い方を固める必要があるし、ローテーションについてはそれから考えればいい」

「変えなければならない部分もいくつかある。セットプレーのディフェンスに問題があり、それはゾーンでもマンツーマンでも変わらなかった。何よりもフィジカルの問題で、その部分は変えようがないようにも思えるが、最善の守り方を構築する必要はある」

 マルティーノ監督は今回のアヤックス戦のために、負傷を抱えているジョルディ・アルバ(Jordi Alba)とカルレス・プジョル(Carles Puyol)の2人を除く、トップチームの20人を招集している。ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)もその中に含まれており、この試合でチャンピオンズリーグ初出場を飾るとみられる。(c)AFP