【3月15日 AFP】(記事更新、写真追加)サッカー欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)は14日、決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、チェルシー(Chelsea)は延長の末4-1でナポリ(SSC Napoli)を下し、2戦合計スコアを5-4として準々決勝に進出した。

 第1戦で1-3と敗れていたチェルシーは、前半28分にディディエ・ドログバ(Didier Drogba)のゴールで先制すると、後半2分にジョン・テリー(John Terry)が2点目を決めた。同10分にはナポリのギョクハン・インレル(Gokhan Inler)が1点を返すも、同30分にはフランク・ランパード(Frank Lampard)がペナルティーキック(PK)を決め、3点目を挙げた。

 試合はそのままチェルシーが3-1とリードして終わり、2試合合計4-4でアウェーゴール数も並んだため、延長戦に突入。迎えた延長前半終了間際チェルシーのブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(Branislav Ivanovic)が劇的な決勝点を挙げ、2試合合計5-4の逆転勝利でチームを準々決勝へ導いた。

 チェルシーは、チャンピオンズリーグにおいて第1戦の2点差から逆転勝利を収めた史上4クラブ目となる快挙を成し遂げた。
 
 試合後、チェルシーのロベルト・ディ・マッテオ(Roberto Di Matteo)暫定監督は、「2つのすばらしいクラブによる、すばらしい試合だった。本当に苦しい立場にいたからこそ歴史的快挙を成し遂げることができた。どうすればこの試練を突破できるか分かっていたし、実に優れたパフォーマンスだった」とコメントした。(c)AFP/Rob Woollard