【11月24日 AFP】(記事更新)サッカー欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)は23日、グループリーグ第5節の試合が各地で行われ、アーセナル(Arsenal)、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)、アポエル・ニコシア(APOEL Nicosia)が決勝トーナメント進出を決めた。

 前半30分までにスベン・ベンダー(Sven Bender)とマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)の交代を余儀なくされたボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)を相手に、アーセナルは本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)でなかなかペースを掴むことができなかった。

 しかし、後半4分にアレクサンドル・ソング(Alex Song)が3人のディフェンダーを抜き去って上げたクロスにロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)が頭で合わせて先制したアーセナルは、同41分には好調のファン・ペルシーがこの試合2点目となるゴールを挙げた。アーセナルは、その後のドルトムントの反撃を後半ロスタイムの香川真司(Shinji Kagawa)の1得点に抑えて2-1で勝利し、グループFからの勝ち上がりを決めた。

 同組では、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)が後半37分にオリンピアコス(Olympiacos)のヤニス・フェトファツィディス(Ioannis Fetfatzidis)に得点を許し0-1で敗れ、決勝トーナメント進出決定を逃している。

 敵地バイアレーナ(BayArena)でチェルシー(Chelsea)は後半3分、ディディエ・ドログバ(Didier Drogba)が先制ゴールを決めたものの、同28分にエレン・デルディヨク(Eren Derdiyok)の同点ゴールを許すと、試合終了間際にはマヌエル・フリードリッヒ(Manuel Friedrich)にヘディングシュートを決められ、逆転負けを喫した。

 この結果レバークーゼンの16強入りが決まり、チェルシーは最終第6節で、ともに勝利すればグループリーグ突破が決定するというバレンシア(Valencia CF)との戦いに臨むことが決まった。そのバレンシアは、ロベルト・ソルダド(Roberto Soldado)が前半だけでハットトリックを達成するなど、KRCヘンク(KRC Genk)に7-0で大勝している。

 一方、FCバルセロナ(FC Barcelona)はACミラン(AC Milan)に3-2で勝利し、グループHの首位の座を確保した。

 敵地サン・シーロ・スタジアム(San Siro Stadium)に乗り込み、前半14分にマルク・ファン・ボメル(Mark Van Bommel)のオウンゴールで先制点を奪ったバルセロナは、同20分に元バルセロナのズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)に同点ゴールを決められたものの、同31分にリオネル・メッシ(Lionel Messi)がペナルティーキック(PK)を成功させ、1点をリードしてハーフタイムを迎えた。

 後半9分にミランのケヴィン・プリンス・ボアテング(Kevin Prince Boateng)のゴールで再び同点とされたバルセロナだったが、同18分にメッシのパスを受けたシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)が決勝点を挙げた。

 同グループのその他の試合では、ヴィクトリア・プルゼニ(Viktoria Plzen)がBATEボリソフ(BATE Borisov)に1-0で勝利している。

 グループGでは、アポエル・ニコシア(APOEL Nicosia)がゼニト・サンクトペテルブルク(Zenit St. Petersburg)とスコアレスドローに終わったものの、キプロスのクラブとしては史上初となる決勝トーナメント進出を決めた。

 またFCポルト(FC Porto)は、フッキ(Hulk)のゴールとラズバン・ラツ(Razvan Rat)のオウンゴールで、シャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)に2-0で勝利した。ポルトは、最終節のゼニト戦で勝利すれば決勝トーナメント進出が決定する。(c)AFP/Tom William