【5月30日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2010-11(UEFA Champions League 2010-11)を制したFCバルセロナ(FC Barcelona)が29日、バルセロナ(Barcelona)市内で優勝パレードを行い、本拠地カンプ・ノウ・スタジアム(Camp Nou stadium)に大歓声で迎え入れられた。

 28日の決勝戦でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を3-1で下し、試合が行われたロンドン(London)から凱旋(がいせん)した選手たちは、オープントップの2階建てバスに乗り込み、通りを埋めた人波から声援を受けながらパレードした。

 パレードを終え、選手一人一人がカンプ・ノウのピッチに降り立つ中、9万8000人の観衆から一際大きな声援を受けたのはマン・オブ・ザ・マッチに選出されたリオネル・メッシ(Lionel Messi)だった。言葉少ないことで知られるメッシは「本当のところ、皆に言うことは無いんだ。とにかく、楽しもう。今シーズンもありがとう。これからもっと楽しむことが出来ることを願っているよ」とファンに言葉をかけた。

■「キャプテンの計らいに感謝」、トロフィー受け取ったアビダル

 3月に受けた肝臓腫瘍の摘出手術から復帰したエリック・アビダル(Eric Abidal)は、「キャプテンの計らいに感謝したい。サッカー人生最良の一日だった」と語り、表彰式でトロフィーを受け取る大役を譲り渡してくれた主将のカルレス・プジョル(Carles Puyol)に感謝を述べた。

 一方、ジェラール・ピケ(Gerard Pique)は、国内リーグの優勝を争ったライバルのレアル・マドリード(Real Madrid)などによってささやかれた多くの疑惑に対して反論した。

「僕らは薬は使っていない。ダイブもしていない。審判の買収もしてはいない。僕らはただサッカーをしているだけだ」

 FCバルセロナの選手たちは、パレードでレアル・マドリードのセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が犯した失態を繰り返すことは無かった。ラモスは、優勝を飾ったスペイン国王杯(Copa del Rey 2010-11)をパレード中にバスから落とし、トロフィーはバスの下敷きとなっている。

 またピケは、マイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」上で明かしていた通り、同市内で行われた自身のガールフレンドのシャキーラ(Shakira)のコンサートをチームメイトらと観賞している。(c)AFP/Marcelo Aparicio

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